5倍に上昇、ヨルダンでは既に家畜への飼料価格も高騰しています。多くのアラブ諸国では小麦の大半を輸入しており、小麦の国際価格の上昇が社会混乱をもたらす可能性も報道されています。 2. チュニジアの天然ガス・石油調達への影響 チュニジアは石油や天然ガスのエネルギーの多くをアルジェリアから輸入しています。国内消費する電力の90%以上が天然ガスによる発電と言われています。 これまでEUの天然ガスの約半分をロシアが賄っていましたが、今回のロシアのウクライナ侵攻に伴い、EUがロシアからの天然ガスの輸入を停止する方針を発表しました。これにより不足する天然ガス供給の穴埋めの一つとして、EU全体の天然ガスの1割に当たる量を供給してきたアルジェリアが供給量増加に対応すれば、それに伴いチュニジアのエネルギー価格が上昇する可能性もあります。 また、国際原油価格も高騰しています。原油価格は侵攻前から上昇傾向でしたが、石油産油国のアラブ圏やアフリカ大陸等からなるOPECプラスの会合では石油の増産は見送るとのことでした。産出国はこの高騰する石油価格に便乗して、ゼロエミッションに向けた最後の特需を狙っているのでしょうか。少なくとも、サウジアラビアやアルジェリアにとっては、今回のウクライナ情勢は経済的には追い風となっています。 チュニジアでのガソリン価格は一時上昇したものの、政府の罰則規定強化により、現時点では価格が据え置かれています。ただし、どれほどの余剰分が政府にあるのか、どこまで持ちこたえるのかは、不明です。 実はチュニジアには油田とガス田があり、少量ながら石油と天然ガスの産出量は増加傾向です。同時に、チュニジアでは再生可能エネルギーの割合も増やしており、今後太陽光エネルギーの割合増加も政策目標に組み込まれています。 3.
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チュニジア現地レポート(第17回):ウクライナ情勢によるチュニジアとアラブ圏への影響 | MSCパ